スライス
スライスは、クラブヘッドの運動方向(青矢印)と、フェースの法線方向(赤矢印)が別の方向を向いている時に発生します。(但し、インパクトの瞬間に、ボールとフェースが接触する点を含む水平面上。)
黒点線矢印は、ボールの初期飛び出し方向です。
黒実線矢印は、スピンがかかったボールが、右にカーブしていく軌跡を示しています。
黒点線矢印は、青矢印と赤矢印の間を通り、8:2 ~ 9:1で、赤矢印に近い向きになります。
スライスになる時、インパクト時のクラブフェースは、大きく右を向いています。
スライスの原因
インパクトでクラブフェースが大きく右に開いてしまう原因は、「手打ちスイング」です。
手打ちスイングは、手や腕を使って、クラブフェースの向きをコントロールするスイングです。このコントロール(返し動作)は極めて難しく、精神的な負荷が加わると精密な制御が出来なくなります。
ドライバーで距離を稼ごうと手や腕に力を入れたり、スライスを直そうとアイアンのタイミングで手を返したり、スライスをカバーするために左向きにスイングしたりすると、スライスになってしまいます。
もう一つの原因は、「誤った情報の鵜呑み」です。
『何々する様に...』と、類似動作を述べる「感覚的アドバイス」は、人によって動作の解釈が異なるので、決して動作を正しく伝えられません。また、スライスに関わる「物理法則無視のアドバイス」もあります。更に、手打ちスイングでのトラブルの種類は数多く、あなたの問題に「適用できないアドバイス」を見分ける事は出来ません。
出典 http://www.tutelman.com/golf/ballflight/ballflight.php
スライスの対策
手打ちスイングの対策
手打ちスイングは、自由度の高い手や腕の関節を動かすので、同じ動作の再現が困難です。手打ちスイングでは、ひとつ修正しても、すぐ別の動作に問題が発生し、スライスは何度も何度も再発します。
手打ちスイングの見分け方:バックスイングで、クラブを最も上に振りあげた時、周りの人と普通に話が出来たら、手打ちスイングです。
この対策は、アメリカでは標準の体打ちスイングに変えるしかありません。これなら、あなたの骨格や柔軟性で決まる唯一のフォームでスイングができ、ヘッドはボールに正しく当たり、スライスは無くなります。大きな筋肉を使うので飛距離も伸びます。覚えるスイングもシンプルで、クラブに関係なく一種類のみです。
アメリカで標準の体打ちスイングは、ゴルフスイングの基本をご覧下さい。
ゴルフスイング練習器具「ツアーアングル144」を使うと、アメリカで標準の体打ちスイングを容易く身につけられます。
誤った情報の鵜呑み対策
感覚的アドバイスの典型「何々する様に...」との言葉が出たら、それは不正確です。
飛球の方向については、飛球の方向を決める衝突理論をご覧下さい。
クラブヘッドの運動方向がアウトサイド・イン(外側から内側)でも、フェース面が右を向いている限り、スライスします。正しい知識を持つと、飛球を曲げるのも容易です。
適用範囲を詳しく記していないアドバイスを試すのは、非常に危険です。
スライスの出ない、体打ちスイングを身につける
スライスを直すための正しい体打ちスイングは、ゴルフ練習器具「ツアーアングル144」付属の日本語字幕付きDVDで1時間もかからず理解できます。
そして、指に挟むだけのゴルフ練習器具「ツアーアングル144」は、あなたに正しい体打ちスイングの動きを教えてくれます。
ツアーアングル144は、手首への接触の有無で、正しいスイングか否かをリアルタイムに教えてくれるゴルフ練習器具で、取り外せば元に戻ってしまう矯正器では有りません。
正しい体打ちスイングを手に入れれば、短期間でアベレージゴルファーを卒業し、本当の意味でゴルフを楽しむことが出来ます。
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