雷警報器(ストライクアラート)の詳しい機能
簡単な操作
スイッチ類は、本体前面の電源ボタン、ただ一つです。(むずかしい調整など、一切不要です。)
電源ボタンを1秒間、または3秒間押すだけで、雷の監視を開始します。
電源ボタンで電源ON
電源ボタンを1秒間押すと、電源ON(警報音無し)になります。
電源ボタンを「ピッ」と鳴るまで(3秒間)押し続けると、電源ON(警報音有り-推奨)になります。
電源ON操作の時、ボタンから指を離すと、
LEDが電池残量をに2秒間表示し、落雷の監視が開始します。落雷を感知していない間は、緑色のLEDが常時点灯し、ストライクアラートに電源が入り、落雷を監視している事を示します。
電源ボタンを1秒間押すと、
雷が接近しているか、遠ざかっているか、LEDの点滅で表示します。
(ストライクアラートが、約5分の間に感知した、複数の雷の距離から判定します。)
電源OFF
電源ボタンを「ブブッ」と鳴るまで(3秒間)押し続けると、電源がOFFになります。
また、
2時間、落雷を感知しない時は、自動的に「ブブッ」と鳴って、電源がOFFになります。(電源切り忘れ防止機能)
本体の大型クリップで、ストライクアラートをズボンのベルトやバッグ類に付けて、本体が、概ね縦方向になるようにして使用します。
落雷の感知
ストライクアラートが落雷を感知するたびに、
落雷までの距離に応じた警報音が鳴ります。 (警報音:「ピッ」~「ピッピッピッピッ」)
警報音と共に、上面のLEDが落雷の距離に応じて点滅します。
(警報音有の設定で電源をONにしておけば、警報音が聞こえるまでLED表示を見る必要はありません。)
落雷を感知したLEDの点滅と警報音のあと、
ストライクアラートは、常に最新の2分間に感知した中で、最も距離が近い落雷に応じたLEDが連続点灯します。LED表示で、危険度が、常時、判ります。
雷雲が近づくとともに、落雷を感知する頻度が増えてきます。
たとえ上空に青空が見えていても、
赤いLEDが点灯しだしたら、必ず安全な場所に避難して下さい。
(安全な場所とは、家屋や車両内などです。 雷の知識を参考にして下さい。)
一番右側の赤いLEDが点灯したら、落雷の重大危険域内に入った事を意味します。
雷の知識を参考に、安全な場所に緊急に避難して下さい。
ストライクアラート上面LEDランプ表示

落雷までの距離 |
マイル |
(雷監視中) |
24 - 40 |
12 - 24 |
6 - 12 |
0 - 6 |
LED |
a |
o |
ba |
ya |
.jp |
km |
(雷監視中) |
39 - 64 |
19 - 39 |
10 - 19 |
0 - 10 |
落雷発生時の警報音 |
- |
「ピッ!」 |
「ピッピッ!」 |
「ピッピッ ピッ!」 |
「ピッピッ ピッピッ!」 |
対 処 |
安全 |
警戒 |
避難開始 |
避難 |
緊急避難 |
ストライクアラート(R.2.4)は上のLED表示と若干異なり、mileの他にkm単位の表示も併記されます。LEDの色と位置で、危険度が一目で分かります。
尚、ストライクアラートの最大感知距離は、40マイル(約64km)です。
しかし、測定誤差や、妨害電波による感度低下の可能性も見込み、「60km以内の落雷を捉える携帯型雷警報器」と、あおば屋では表示しております。
雷の移動方向
ストライクアラートは、最新の5分の間に発生した複数の落雷までの距離を用いて、雷が近づいているのか、遠ざかっているのかを自動判別します。
電源ボタンを1秒間押すと、LEDの点滅パターンで、雷の移動方向がわかります。(表示は2回繰り返します。) 雷が近づい来ている場合には、避難します。
雷が近づいて来ている時:
緑色のLEDから赤色のLEDに向かって、順にLEDが点滅。(危険度増大)
雷が遠ざかっている時:
赤色のLEDから緑色のLEDに向かって、順にLEDが点滅。(危険度減少)
雷までの距離が変わっていない時、又は移動方向が不明な時:
中央の黄色のLEDから、両側(緑と赤のLED)に向かって、順にLEDが点滅。
ストライクアラートが雷の移動方向を判別するのには、複数の落雷と、5分間が必要です。電源を入れてから5分間は、雷の移動方向が判別できません。
屋外では、たとえ晴天でも、電源を入れたままにしておく事をお勧めします。(気象庁の雷注意報は、頻繁に発令・解除されます。そのため、屋外では、雷注意報の完全な把握は、ほぼ不可能です。)
電池の残量確認
ストライクアラートは低消費電力設計なので、単4のアルカリ乾電池2本で、通常の使用状況で、100時間以上動作しますが、使用開始時には簡単な電池の残量確認をお願いします。電源を入れた時に光るLEDを確認するだけです。
ストライクアラートの電源を入れると、一番右側の赤色LEDから順に、左側に向かって点滅します。最後に2秒間点灯したLEDが、下表のように電池の残量を示しています。
また、その際、電池寿命が20時間未満の時は、「ブブッ」と電池残量警告音も鳴ります。
ストライクアラート上面LEDランプ表示
2秒間点灯LED |
a |
o |
ba |
ya |
.jp |
電池残量 |
80時間以上 |
60時間以上 |
40時間以上 |
20時間以上 |
20時間未満 |
電池交換 |
交換不要 |
要交換 |
電池残量警告音 |
電池残量警告音なし |
電池残量警告音が鳴る |
電池残量を示す2秒間のLED点灯の後、雷の監視を開始したことを示す緑色のLEDが点灯します。
電源ON時の、電池残量表示例
電池残量が、 40時間以上 (60時間未満)の場合 |
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妨害電波の影響
ストライクアラートは、落雷によって発生する電磁波を捉えて、落雷の監視をしています。
そのため、電磁波を発生する電気器具やモータの近くでは、落雷の監視が妨害されます。
しかし、それらの機器などから50cm~1m程度離せば、正常動作に戻り、緑色LEDが連続点灯し、落雷の監視が継続されます。
(100Vの電灯線や、高圧電線の影響は受けません。)
妨害電波を出す機器などの例:
パソコン、ディスプレー、プリンター、テレビ、ラジオ、オーディオなど(特に起動時) 電灯スイッチ(入切操作時) 高出力の電気機器、ガスレンジ(点火時)
エンジン(自動車、バイク)、モーター(電車、扇風機など回転機器)
(エンジンがかかっている自動車内や動いている電車内では、正常動作しません。) 静電気をためやすい化学繊維で出来た衣服(セーターを脱ぐ時などの放電)
携帯電話・PHS・GPS(20cm離すと大丈夫です。逆に、携帯電話で動作試験が出来ます。)
妨害電波をキャッチした場合:
緑色のLEDが、点滅を繰り返す。
雷と誤認し、黄色や赤色LEDが点灯する。(2分間で消える。) 緑色LEDと黄色や赤色LEDが交互に点滅を繰り返す。
ストライクアラートはアウトドア用に設計されており、室内での使用時には、妨害電波を避けてご使用下さい。また、金属を多用した建築物内や、弱い妨害電波を受け続けている時は、ストライクアラートの感度が低下する傾向があります。(電気機器から離れた窓際に置くと、感度が戻ります。)
携帯に便利な小型・軽量設計
形状:縦7.0cm×横5.1cm×厚2.1cm(厚寸法はクリップ部を除く)
折りたたみ式携帯電話と比較すると、縦寸法は約2/3で、横幅と厚さは同じぐらいです。
重量:75g(単4乾電池2個を含む)
折りたたみ式携帯電話の半分の重さです。
[他社品との比較]
米国A社製:重量350g, 体積はストライクアラートの約7倍, 電池寿命50時間(9Vx2)
米国B社製:重量392g, 体積はストライクアラートの約7倍, 電池寿命50時間(9Vx1)
大型クリップ
ズボンのベルト、ゴルフバッグ、バックパックなどにワンタッチで装着できます。 クリップ先端には、外れ止めも付いています。
防水性について
少々の雨がかかっても壊れませんが、防水仕様ではありません。 水中に没すると動作を停止します。
通常の電化製品同様、雨天時は防水ケースやパッチ付きビニール袋などに入れ、濡らさない様にお使い下さい。防水ケースに入れても、警報音は聞こえます。
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